腰痛

腰痛の原因はさまざまで、原因が特定できるものはわずか15%程度といわれています。
内臓の病気、感染、炎症などが痛みの原因となっている場合もあるので、早めの診断が大切です。

ひざの痛み

ひざの痛みの原因は加齢だけでなく、体重増加、筋力低下、生活習慣なども考えられます。
医師の指示に従って正しく治療を行いましょう。

肩の痛み

腰痛に次いで「国民病」と言われる「肩こり」。同じ姿勢での長時間の作業、猫背・前かがみなど姿勢の良くない人、日頃運動不足の人は肩こりになりやすいです。
「腱板断裂」という症状の似た病気もあり、早めの診断を心がけましょう。

首の痛み

首はその柔軟性から摩耗しやすく、むち打ちなどのけがが起こりやすい部位です。また、首は重さが6~8キロある頭を支え、上下左右に動かしたり、回転させたりと、日頃から大きな負担のかかっている部位です。
首の筋肉は加齢によっても弱り、普段の運動が不足している人は首の筋を違えたり、筋肉痛を起こしやすくなります。

外傷

打撲による損傷、放射線・熱・寒冷などによる皮膚の損傷などがあります。
スポーツ傷害や交通事故による怪我、労働災害なども含まれます。
適切な観察と処置を行うことが重要です。

骨粗しょう症

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、骨がスカスカになって弱くなり、骨折しやすくなる病気です。
加齢、生活習慣(運動不足、食生活など)、喫煙、ホルモンバランスの変化などが原因とされています。
骨粗しょう症が進行すると、骨折を起こし、寝たきりの原因となるなど、注意が必要です。

四肢の骨折

骨折とは骨が壊れることです。ひびが入ったり骨の一部が欠けたり凹んだ状態も骨折になります。
骨とその周囲は神経と血管が豊富ですので、骨折するとその部位に痛みと腫脹が出現します。骨折がひどい場合は、動かせなくなり、外見が変形します。

関節脱臼

脱臼とは、本来つながっているはずの関節が完全、または、一部的に外れてしまっている状態を指します。
脱臼を認める関節は肩関節が多いですが、肘や顎など、身体の関節であればどこでも生じる可能性があります。
一度脱臼をすると癖になってしまうことも多く、症状が酷い場合には就寝中に大きな外力がないにも関わらず脱臼を起こすこともあります。

関節リウマチ

関節リウマチは、外敵から体を守る免疫の異常により、関節が炎症を起こして腫れや痛みが生じる病気です。
発症する原因が未だ不明で、全国で70万〜100万人もの患者がいるとされます。発症が最も多いのは男性より女性で、30〜50歳代で発症することが多いです。
また、関節破壊は発症から2年以内に急速に進行することがわかっています。早期診断・治療が重要です。

痛風

「痛風」と呼ばれる症状は、母趾(足の親指)のつけ根が急に赤く腫れて痛くなることがあります。暴飲暴食した翌朝になることが多く、「風が吹いても痛い」ということから、このような名称で呼ばれています。
肥満や高血圧などの生活習慣病を合併することもあります。

スポーツ外傷

スポーツによって起こるけがは、「スポーツ外傷」と「スポーツ障害」の2つに分けられます。

【スポーツ外傷】運動中に足を捻った、肩を脱臼したなど、1回の衝撃で起こるもの
【スポーツ障害】疲労骨折、アキレス腱炎、テニス肘など、繰り返しストレスが加わって起こるもの

慢性疼痛

慢性疼痛とは、数カ月間~数年間にわたって痛みが持続したり再発を繰り返したりする症状です。
痛みの原因を特定するために様々な検査を受けることが可能です。結果原因が特定できない場合にも、痛みを緩和し、日常生活を支障なく送れるようにアドバイスや治療を行います。